LEDの特性を生かして、複雑な形状の照明器具も有ります。
新築住宅などでは、最初からオールLEDで作るので問題無いかと思いますが、中古の住宅を購入した場合など、既に有る照明器具が有る場合、簡単に交換出来る器具なら良いのですが、大掛かりな工事を伴う交換だと、ちょっと気が引けてしまうかもしれません。
今回は様々な照明器具のLED化についてご紹介したいと思います。
①大型ペンダント型照明の場合
例えば、我が家の場合2Fと3Fの間が吹き抜けになっている部分が有り、そこにペンダント照明が付いています。
この照明の蛍光灯はFDL18形と言う型で、口金がGX10Qと言うタイプで、以前はLEDが有りませんでした。
3Fの天井から吊り下げているので、かなり大型で、取り付け部分も頑丈に出来ています。
この照明器具が照明だけで5〜6万する上、高所取り付けなので工賃も高く、大体10万円コースになります。
最近ではFDL18形のLEDが発売されて、FDL18型の照明でもLED化出来る様になりました。
お陰で照明器具はそのまま、消費電力を1/5に抑える事が出来ました。
さらに長寿命化(6000時間→40000時間)で6倍以上持つ様になるので、1日8時間使用したとして13年(!)も使用出来ます。
②E17口金のクリプトン球ダウンライトの場合
また、我が家にはE17口金のミニクリプトン電球を使用したダウンライトが色々な所に使用されています。
これらはLED球に変えれば簡単にLED化出来るので、真っ先に交換しました。
交換するだけで1/10近くに節電出来る上、20倍も長寿命化(2000時間→40000時間)出来るので、1日8時間点けていても、一度交換したら13年位持つ計算になります。
実際、我が家の門灯もE17クリプトンをE17蛍光灯に変えて、2000時間→6000時間になり、更にLED化して40000時間になり、電球の頃は1年持たなかったものが、蛍光灯では3年、LEDに変えてからはまだ一度も交換していません。
③シーリングライトの場合
各部屋にあったシールドライトは、器具ごと交換しました。
シーリングライトの場合、蛍光灯だと丸型x2を使用しており、交換した時はまだ丸型蛍光灯のLEDが出ていなかったのと、安定器が残っている状態だと節電効果が下がるのと、LEDを交換する頃には安定器が寿命になってしまう可能性が高いので、照明ごと交換しました。
シーリングライトは、引掛埋込ローゼットなどで付いている事が多いので、比較的簡単に交換出来ます。
また照明自体の価格も安いので、消費電力が70W→13Wと1/5以下になる上、寿命が6000時間→40000時間になるので、計算上1日4時間点けても27年、8時間でも13年以上持つので、十分元が取れます。
④直管型蛍光灯の場合
直管型蛍光灯の場合、一番簡単なのは直管型LEDへの交換です。
しかし直管型LEDにはグロースターター用と、ラピッドスターター用、インバーター式の3種類が有り、間違えて付けてしまうと最悪発火する危険性が有ります。
→直管LEDランプに交換する際のご注意(日本照明工業会)
直管型LEDへの交換は十分に注意して下さい。
ベストなのは当然、照明器具ごと交換する事です。
⑤和室のペンダント型蛍光灯の場合
和室のペンダント型蛍光灯に関しては、以前は照明器具ごと交換するしか手が有りませんでしたが、最近は丸型2灯を1つにして、更に安定器を経由せずに、常夜灯のナツメ球のE12口金を利用するタイプが販売されています。
このタイプなら、安定器の寿命に左右される事も無く、安定器が余計な電力を消費しないので、もっとも安心出来ます。
と言う訳で、様々な交換用LEDのご紹介でした。
消費電力も下がり、交換サイクルも伸びるので、結果的には安く済みます。
球切れなどの機会に、LED化を考えてみては如何でしょうか?