日本酒の特徴の一つとして、幅広い温度で楽しめると言うものが有ります。
一般的な洋酒などの場合、通常冷やして飲むか常温で飲むものが殆どで、温めて飲むものは数える程しか有りません。
紹興酒などは温めて飲むお酒の代表選手ですが、日本酒の場合は冷酒から熱燗まで、幅広い温度に対応しています。
これからの季節、お燗して飲む日本酒は格別です。
今回は、「燗して旨い日本酒」をご紹介して行きたいと思います。
・温度毎の日本酒の呼び名
幅広い温度で楽しめる日本酒は、温度毎に呼び名が有ります。
(SAKETIMESより引用)
一口に「お燗」と言っても、「日向燗」・「人肌燗」・「ぬる燗」・「上燗」・「熱燗」・「飛び切り燗」と6種類もの温度と呼び名があるのです。
それぞれの温度で特徴が有り、
・日向燗(ひなたかん):飲み口が優しくなり、ほんのり香る温度。
・人肌燗(ひとはだかん):米ならではの香りが立ち、味に膨らみが出る。
・ぬる燗(ぬるかん):旨み成分であるアミノ酸がもっともよく引き出される温度。
・上燗(じょうかん):酒器に日本酒を注ぐと湯気が立ち、ハッキリと温かさを感じられ、香りが引き締まり味にふくらみが出る。
・熱燗(あつかん):シャープな味わいになり、キレのある後味が楽しめる。
・飛び切り燗(とびきりかん):香りがシャープになり、辛みを感じやすくなる。飲んだ瞬間から体が温まる。
の様な特徴があります。
・燗して旨い日本酒
・燗して旨い日本酒その53:よしかわ杜氏の郷 よしかわ杜氏 大辛口
「よしかわ杜氏の郷」は、その名の通り、現在も多くの杜氏が活躍する杜氏の郷としての歴史と、吉川杜氏が醸した酒とをともに伝えたいと、1999年に設立されました。
酒米作りからこだわり、その栽培方法は、水や肥料を極力与えず育てるという特別な農法。稲が栄養や水を吸い上げようと、地面に根を広く張り巡らせ、たくましく健康に育つ効果があります。こうして作られた米は、アルコールの素となる「でんぷん質」が多く含まれ、日本酒にすればキレの良い後味を生み出します。
「よしかわ杜氏 大辛口」の原料には、新潟生まれの酒米「五百万石」をベースに、食用米の「こしいぶき」を使用しています。食用の米を酒造りに使うことは、全国的にもめずらしい取り組みですが、新潟では伝統的に行われてきました。
キレの良さを生み出す酒米「五百万石」と、ふくらみある旨味が特徴の「こしいぶき」をバランス良く配合。何杯でも飲める美味しい日本酒に仕上げています。
全国燗酒コンテスト2020金賞受賞のお酒です。
如何だったでしょうか?
燗して旨い日本酒その53:よしかわ杜氏の郷 よしかわ杜氏 大辛口。
これからの季節、お燗した日本酒で温まりながら旨味を満喫しましょう。