アメリカなどではクリスマスと言えば七面鳥がメインですが、日本では馴染みの薄い七面鳥の代わりに、鶏が食べられる様になりました。 では、その他の国々ではどんなものを食べているのでしょうか?
今日は世界のクリスマス料理の中から、8つを選んでご紹介します。
①アメリカ:Roast Turkey(七面鳥の丸焼き)
アメリカやイギリスでは、クリスマスのメインディッシュといえば七面鳥の丸焼きです。
日本ではあまり売っていないのと、大きいので大人数でないと食べきれない事も有って、ローストチキンの方がメジャーです。
ターキーレッグや胸肉など部分のものや、小さいサイズのものも有るので、そういったものなら日本でも食べられるのではないでしょうか?
②イギリス:Roast Beef(ローストビーフ)
イギリスでは普段でも良く見かけるローストビーフですが、クリスマスでも良く出て来ます。イギリスのローストビーフは比較的良く焼いたものが多いそうです。
日本のローストビーフは外側は焼けていますが、中はレアっぽいものが多いです。
個人的にもその方が美味しい様な気がします。
③フランス:Lapin Rôti(ラパンロティ:ウサギのロースト)
ラパン=ウサギの事。フランス内陸部はジビエ(野生獣肉)を食べる伝統文化が有り、比較的ウサギを食べる事が多いです。クリスマスシーズンになると鶏肉と共にウサギが売られているようで、ウサギのグリルやローストがよく出て来ます。
栗の実などと一緒にオーブンでこんがりと焼く事が多い様です。
④ドイツ:Stollen(シュトレン:ドイツの菓子パン)
最近は日本でも良く見かける様になったシュトレン。
シュトレンとはドイツ発祥のクリスマス菓子で、表面に粉砂糖などをまぶした、ゴツゴツした見た目が特徴の菓子パンです。
中身は、ドライフルーツやナッツなどが練り込まれています。
もともと、キリストの誕生を待つ4週間の待降節(アドベント)の期間、少しずつ切って食べるもので、その間、味が徐々に変わっていくのを楽しむのだそうです。
⑤スウェーデン:Julskinka(ユールシンカ:ローストポーク)
スウェーデンのクリスマスメニューはローストポークの「ユールシンカ」。
豚もも肉の塊を茹で、卵黄と粒マスタード、パン粉を混ぜたものを回りに塗って、
所々にクローブを差し込んで、オーブンで焼きます。
スウェーデンの少し甘めの粒マスタードを付けて頂きます。
⑥ノルウェー:lutefisk(ルーテフィスク:干しタラ料理)
「ルーテフィスク」は干し鱈をアルカリ液につけて発酵させた料理です。
ゼリーみたいにぶよぶよした食感で、独特の味わいです。
ノルウェイの伝統料理で、クリスマスの名物料理です。
⑦スペイン:lechón Asado(レチョンアサード:子豚の丸焼き)
「レチョン」とはスペイン語で「子豚」を意味する言葉。「アサード」はローストの意味。つまり子豚の丸焼きです。
スペインではクリスマス料理として「レチョンアサード」を食べます。
ちなみにスペインの植民地であったフィリピンでも「レチョン」は有名で、クリスマスに限らず、お祝い事などの際には「レチョン」を食べるそうです。
⑧イタリア:Tortellini in brodo(トルテッリーニ:イタリア風水餃子)
「トルテッリーニ」は、ボローニャやモデナの伝統的な家庭料理で、ジャンル的にはラビオリのような詰め物系のパスタです。大きさは指輪ぐらいで、これを、ソースではなく、鶏ガラのスープに入れて食べます。
ラザニアシートの様なパスタに、ちょうど餃子を作るように、具を包んでいきます。中に入っている具は、生ハム、豚肉、パルミジャーノチーズ、ナツメグなど。
ボローニャやモデナではクリスマスに自家製の「トルテッリーニ イン ブロード」を食べています。
いかがだったでしょうか?
世界のクリスマス料理から選んだ8選。
お取り寄せグルメで、いつもと違ったクリスマスにしてみては如何でしょうか?