日本全国のご当地グルメを北から順にご紹介していく「日本のおいしいもの巡り」。
日本の各地のご当地自慢の食材や、地元の名店の美味しい料理をご紹介するシリーズの第25弾。
第25弾は三重のご当地グルメから厳選した8選をご紹介します。
①四日市とんてき
Wikipediaによれば、”四日市とんてき(よっかいちとんてき)は、三重県四日市市の名物料理として知られる豚肉のステーキ(=とんてき)である。 ウスターソースなどを使って作った黒みを帯びたソースを分厚く切った豚肉のソテーにからめたスタミナ料理の一つである。 グローブ焼(グローブやき)またはグローブという呼称を用いることもある。この「グローブ焼」という名称は、豚肉を食べやすくするため、手のひらの形に切れ込みを入れていることに由来する。“とあります。
2013年、B-1グランプリで10位に入賞した「四日市とんてき」。四日市のB級グルメ「四日市とんてき」は、分厚い豚肉をにんにくと濃いめのタレでソテーした料理。
ボリュームいっぱいのグローブのような見た目は迫力満点!にんにくの香りと甘みがあるソースの濃い味付けとで、ご飯もビールも進みます。
ジューシーな肉汁が溶け込んだタレは、キャベツの千切りに絡めて最後まで楽しんで。辛目、味噌アレンジ、カリッと角切りなど、お店によって個性もさまざま。スタミナ回復にもおすすめです。
四日市とんてきは、次のように定義されています。
(1)ソテーした厚切りの豚肉である
(2)黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている
(3)にんにくが添えられている
(4)付け合わせは千切りキャベツが主である
四日市とんてきの発祥は、四日市市小生町に本店がある「来来憲」と言われています。
②亀山みそ焼きうどん
三重県北部の町、亀山市。古くから東海道の要衝にあたり、江戸時代には鈴鹿峠越えを控えた亀山宿の宿場町として、また伊勢亀山藩の城下町として栄えました。
亀山の名物グルメは「みそ焼きうどん」。うどん・野菜・豚肉などを、赤みそベースの味噌だれをかけて豪快に焼く鉄板料理です。
発祥は、市内にある「亀八食堂」。裏メニューとして40年以上にわたって提供されてきました。2010年に開催された県のご当地グルメ大会で準優勝した頃から、亀山の名物グルメとして定着しました。
③かき
牡蠣と言えば広島や三陸のイメージが強いですが、三重には食通も絶賛する高級ブランド、志摩市の「的矢かき」があります。
豊かな海でふっくらと育ち、甘みのある味わいはまさに海のミルク。特許取得の浄化システムで育てられた牡蠣としても有名なので、生食ならではの濃い旨味を堪能できます。
鳥羽市の「浦村かき」もおすすめ。鳥羽~志摩間をむすぶ「パールロード」の鳥羽市浦村地区には、例年10月中旬から翌年4月初旬頃まで、「焼き牡蠣食べ放題」を行う牡蠣小屋が並びます。
④うなぎ
三重県津市は「うなぎ」で有名です。市内だけで20軒以上ものうなぎ料理専門店があり、一人あたりのうなぎの消費量と店舗数が日本一になったこともあるほどです。
津のうなぎは関西風。蒸さずに地焼きするので、外はカリッ・パリッと香ばしく皮の旨味を味わえ、中は肉厚でふっくらジューシー。脂の甘みもあってボリューム満点です。
津のうなぎは価格がリーズナブルなのも高ポイント。うなぎ好きには嬉しい限りです。津市はかつて鰻の養殖が盛んであったことから専門店が多く、養殖を行わなくなった今も市民の味として親しまれています。
⑤伊勢うどん
Wikipediaによれば、”伊勢うどん(いせうどん)は、三重県伊勢市を中心に食べられるうどん料理の一種である。また、それに使用する麺類の地域団体商標。“とあります。
昔からお伊勢参りの際に食べられてきた「伊勢うどん」。極太でふわふわの麺に、たまり醤油+みりん+鰹節・いりこ・昆布などの出汁からなる黒いタレを絡めた名物料理です。
「ビックリするほど柔らかい極太麺×濃厚なタレ」が特徴の伊勢うどんは、「コシがある麺×アッサリした出汁」の讃岐うどんとは対極的。
1時間も茹でる柔らかさたるや、離乳食に使えるほど。「伊勢参りという長旅の疲れを消化のいいもので癒すために柔らかくした」というのが有力な説です。
⑥餅菓子
三重県にある伊勢神宮は、江戸時代から「お伊勢まいり」に訪れる多くの旅人を迎えてきました。
全国各地から伊勢の地をめざした旅人たちは、道中に手早く食べられ腹持ちが良いお餅を好んで食べたといわれています。
桑名から伊勢までの参宮街道は別名「餅街道」とも呼ばれ、街道沿いには「おかげ参り」の旅人をもてなす道中食として親しまれた名物餅があり、現在も多くのお店で楽しむことができます。
街道各地のお餅を味わい、当時の人々の旅ごころに思いを馳せる事ができます。
⑦伊勢海老
Wikipediaによれば、”イセエビ(伊勢海老、伊勢蝦、鰝、学名:Panulirus japonicus、英語: Japanese spiny lobster)は、イセエビ科に属するエビの1種。広義にはイセエビ科の数種を指す。 別名に外房イセエビ(千葉県産)、志摩海老(三重県産)、鎌倉海老(神奈川県産)など。全国水揚げ量1位は千葉県と三重県、両県で全国漁獲量の40%を占める。 熱帯域の浅い海に生息する大型のエビで、日本では高級食材として扱われる。俳句では新年の季語。“とあります。
海鮮グルメ・えびの王様「伊勢えび」。大きく華やかな見た目もさることながら、「甘さ」「プリプリの食感」「濃厚なみそ」の三拍子が揃った味わいも素晴らしく、王者の名にふさわしい高級食材です。
「生で良し、焼いて良し、茹でて良し」と言われ、刺身・鬼殻焼き・塩ゆで・味噌汁・ビスク・テルミドールなど、さまざまな食べ方で堪能できます。
三重県では、産卵期の5月~9月までを禁猟期間に定め、大きくなった伊勢海老だけを水揚げします。海の恵みを大切にするがゆえの極上品。漁師たちが守る、本物の三重ブランドです。
⑧松阪牛
Wikipediaによれば、”松阪牛(まつさかうし/まつさかぎゅう)は、但馬牛の他、全国各地から黒毛和種の子牛を買い入れ、三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛。品種としての呼称ではない。日本三大和牛の1つであり、「肉の芸術品」の異名を持ち、霜降り肉になっているのが特徴である。“とあります。
全国区のブランド食材「松阪牛」は、選び抜かれた優秀な血統の牛を長い月日をかけてゆっくり成長させるとあって、霜降りのきめ細かさは「肉の芸術品」と呼ばれるほど。
手のひらで溶けるほど上質の脂と柔らかな甘みが特徴です。 焼くことで脂の香りが引き立つステーキは食べごたえ満点。ほどよいレアに焼いた肉汁たっぷりの松阪牛ステーキは絶品です。
ツウ好みなのはすき焼き。薄く切った松阪牛をサッと火を通して食べると、口の中で溶けていきます。上質な脂がのった松阪牛ならではの食べ方。老舗の座敷で食べれば日本情緒も味わえます。 贈答品やお土産としても大人気です。
いかがだったでしょうか?
三重グルメの厳選した8選。
三重を代表するご当地料理や、知る人ぞ知るグルメまで、厳選したグルメをご紹介しました。
美味しい三重のグルメの数々を、是非ご賞味ください。