日本酒の特徴の一つとして、幅広い温度で楽しめると言うものが有ります。
一般的な洋酒などの場合、通常冷やして飲むか常温で飲むものが殆どで、温めて飲むものは数える程しか有りません。
紹興酒などは温めて飲むお酒の代表選手ですが、日本酒の場合は冷酒から熱燗まで、幅広い温度に対応しています。
これからの季節、お燗して飲む日本酒は格別です。
今回は、「燗して旨い日本酒」をご紹介して行きたいと思います。
・温度毎の日本酒の呼び名
幅広い温度で楽しめる日本酒は、温度毎に呼び名が有ります。
(SAKETIMESより引用)
一口に「お燗」と言っても、「日向燗」・「人肌燗」・「ぬる燗」・「上燗」・「熱燗」・「飛び切り燗」と6種類もの温度と呼び名があるのです。
それぞれの温度で特徴が有り、
・日向燗(ひなたかん):飲み口が優しくなり、ほんのり香る温度。
・人肌燗(ひとはだかん):米ならではの香りが立ち、味に膨らみが出る。
・ぬる燗(ぬるかん):旨み成分であるアミノ酸がもっともよく引き出される温度。
・上燗(じょうかん):酒器に日本酒を注ぐと湯気が立ち、ハッキリと温かさを感じられ、香りが引き締まり味にふくらみが出る。
・熱燗(あつかん):シャープな味わいになり、キレのある後味が楽しめる。
・飛び切り燗(とびきりかん):香りがシャープになり、辛みを感じやすくなる。飲んだ瞬間から体が温まる。
の様な特徴があります。
・燗して旨い日本酒
・燗して旨い日本酒その16:
株式会社佐浦 浦霞 特別純米酒 生一本
「株式会社佐浦」は享保九年(1724年)創業。以来奥州一ノ宮であり、1000年以上の歴史を持つ鹽竈神社の御神酒酒屋として酒を醸し現在に至っています。
「浦霞 特別純米酒 生一本」は、特A評価を受けた宮城県産《ササニシキ》のみを使用したこだわりの特別純米酒。さっぱりとしながら膨らみのある味わいとほどよい酸味のバランスがよく、飲み飽きしません。冷やはもちろん、お燗にするとふくよかで豊かな味わいとなります。幅広い温度帯で楽しめ、料理を引き立ててくれる、懐の広い食中酒です。
2020年全国燗酒コンテスト プレミアム燗酒部門金賞受賞しています。
如何だったでしょうか?
燗して旨い日本酒その16:株式会社佐浦 浦霞 特別純米酒 生一本。
これからの季節、お燗した日本酒で温まりながら旨味を満喫しましょう。