日本全国のご当地グルメを北から順にご紹介していく「日本のおいしいもの巡り」。
日本の各地のご当地自慢の食材や、地元の名店の美味しい料理をご紹介するシリーズの第36弾。
第36弾は香川のご当地グルメから厳選した8選をご紹介します。
①骨付鳥
Wikipediaによれば、”骨付鳥(ほねつきどり)は、鶏の骨付きもも肉を焼いた香川県丸亀市のご当地グルメ。“とあります。
鶏肉を骨付き1本まるごと焼きあげた、香川県定番の鳥料理「骨付き鳥」。キャベツ添えで出てくることが多いです。
塩とコショウとニンニクで下味付けした鶏もも肉を焼いたもので、丸亀にある居酒屋「一鶴」の創業者(近藤定市、田鶴子夫妻)が、ハリウッド映画に出てきたローストチキンをヒントに1953年から売り出しました。
硬い歯ごたえで噛むたびに味わい深い「親どり」と、柔らかい肉質でジューシーな「若どり」の2種類を用意するお店が一般的です。
②おいり
Wikipediaによれば、”おいりは、香川県の特に西讃地方から愛媛県の西条市以東で生産されるあられの一種。主に結婚式の引き出物として用いられるほか、土産菓子としても販売されている。“とあります。 もともと、香川を含む瀬戸内地方で、嫁入り菓子として親しみの深いおいり。現在では、お土産ものとして、観光地で広く販売されています。カラフルで可愛らしい見た目で、口に入れるとふわっと溶ける食感も魅力です。
③小豆島そうめん
香川県の小豆島には「手延べそうめん」という名産品があります。小豆島の手延べそうめんの特徴は、製麺時に小豆島の名産品であるごま油を練りこむことです。これにより、ほかの地域のそうめんとは違った風味が生まれます。
小豆島でそうめんがつくられるようになったのは、今からおよそ400年前。小豆島池田村の島民が大和の三輪(奈良県)に立ち寄った際に、そうめんの製造技術を学び、小豆島に持ち帰ったのが始まりです。
そうめんは、冬の農閑期に家族の労力だけで生産できることから、小豆島に広がりました。小豆島には、小麦の栽培に適した気候や瀬戸内海の塩、そうめん作りに必要なごま油が豊富にとれるなど、そうめん作りに最適な気候風土があります。
この環境で生まれた小豆島の手延べそうめんは、奈良県「三輪そうめん」、兵庫県「揖保乃糸」に並ぶ日本三大素麺の一つとなりました。
麺類の中でも冷やしたそうめんは、さっぱりとした味わいから、夏の暑い日や食が細くなったときの食材として重宝されています。また、そうめんはめんつゆにつけて食べる以外にも、だし汁で煮詰めてにゅうめんとして食べることができるので寒い時期にも食べる事が出来ます。
④伊吹いりこ
「いりこ」は、西日本での煮干しの呼び名です。「魚を煮て干したもの」を煮干し(いりこ)と言います。原料は多くの場合イワシでマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシが使われますが、伊吹島産のいりこ作りには100%カタクチイワシを使用します。
岡山県と香川県の間にある瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)。その南東部海域は日本でも代表的なカタクチイワシの漁場です。 その漁場ちょうど真ん中に浮かぶ島が伊吹島。周辺の海がぜんぶカタクチイワシの漁場という絶好の場所にあります。
この伊吹島が「日本一のいりこ」の産地です。「伊吹いりこ」は伊吹島の沖合で漁獲されたカタクチイワシを用い、伊吹島で加工された煮干魚類で、伊吹漁業協同組合が取り扱うものをいいます。
サイズにより、大羽、中羽、小羽、カエリという銘柄があります。「伊吹いりこ」とはこれらを総称した名称です。
「伊吹いりこ」の特徴は、漁場と加工場が非常に近く、漁獲から加工まで網元が一貫して生産していることです。一貫生産体制による鮮度が、上質な「伊吹いりこ」を生み出しています。
⑤オリーブハマチ
「オリーブハマチ」とは、香川県産を主とした“オリーブの葉”の粉末を添加したエサを規定の回数与えて飼育した養殖ハマチのことをいいます。
オリーブの葉には、抗酸化作用の強いポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に含まれています。オリーブの葉粉末を添加したエサでハマチを飼育すると、酸化・変色しにくい肉質へ改善され、さっぱりとした味わいが得られます。
さっぱりとした味わいながら風味が豊かで非常にコク深く、ハマる人も続出しているほどの人気。脂っこいはまちが苦手という方にはぜひ試していただきたい逸品です。
⑥オリーブ牛
100年を超えた歴史を誇る、香川県小豆島のオリーブと、瀬戸内の温暖な気候風土の中で古くから育まれてきた讃岐牛。2つの歴史とブランドを融合したのが、オリーブの搾り果実を与え育て上げた讃岐牛「オリーブ牛」です。
小豆島の特産であり、香川県の県木でもあるオリーブ。 小豆島の肥育農家が、オリーブオイル搾油後の果実を飼料化することに成功。 オリーブ牛の特徴は、コクがあり、さっぱりしていてやわらかく、しかもヘルシー。
オリーブ牛の美味しさの秘密はオリーブに豊富に含まれる「オレイン酸」と「抗酸化成分」です。 オリーブに豊富に含まれるオレイン酸により旨味が増し、抗酸化成分によりヘルシーでやわらかい肉質が特徴です。
オリーブ牛はドリップ(肉汁)が少なく脂がさっぱりしており後味があっさりしているので、旨みを閉じ込めるような調理法がおすすめです。赤身は和牛本来の味がしっかりとした柔らかな食感です。 通常の肉料理はもちろんのこと、ローストビーフやサラダなどに活用することで、オリーブ牛の特徴は最大限に引き出されます。
⑦オリーブ
小豆島の名産といえば、オリーブが真っ先に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。それほど世間には「小豆島 = オリーブ」のイメージが定着しています。
小豆島にオリーブが根づいたのは、1908年に香川県の小豆島がオリーブ栽培試験地に指定されて以降のこと。鰯など魚の保存を目的とした醤油と油漬けの缶詰を作る際、オリーブオイルが必要になったことがきっかけでした。同年には三重県、鹿児島県も栽培試験地として名を連ねましたが、オリーブの結実に成功したのは小豆島のオリーブだけでした。
パスタ料理やサラダ、ワインのお供に登場するオリーブの新漬けは、オリーブの島、小豆島だからこそできる収穫・加工技術によって生まれた名産品です。オリーブの新漬けとは、10月上旬〜11月中旬ごろ、黄緑に色づいたオリーブの実を一粒一粒手で摘み取って、うすい食塩水に漬け込んだもの。収穫したばかりの新鮮なオリーブをすぐに漬け込めるのは、まさに栽培地だけの特権です。
⑧讃岐うどん
Wikipediaによれば、”讃岐うどん(さぬきうどん)は、香川県(旧讃岐国)の特産うどんである。“とあります。 県全域で提供される香川県を代表するグルメ、讃岐うどん。イリコを主としてとった関西風ダシにコシが強くて太いうどんが特徴です。
一番ポピュラーな食べ方として地元民も食べるのが、かけうどん。 たっぷりの温かいダシ汁にうどんと各種具材が乗り、旨みある汁をしっかり楽しめます。
讃岐うどんならではの食べ方として、かけうどんより濃いダシ汁をうどんに直接かけて食べる「ぶっかけ」という食べ方も定番のひとつ。 茹でた後に冷水で締めたうどんで、冷たい汁をかけるタイプと温かい汁をかけるタイプそれぞれあります。
茹でた麺を冷水で締めずにお湯の入った器に入れたまま提供され、つけ汁につけて食べるのが釜揚げうどん。 ざるうどんを温かくしたタイプの食べ方で、茹で釜から引き揚げた麺をそのまま提供することが名前の由来となっています。 麺を締めないことでモチモチとしたうどんの食感を楽しめます。
「うどん県」と呼ばれる程うどんが有名な香川県。やっぱり「讃岐うどん」は外せない香川県グルメの代表選手です。
いかがだったでしょうか?
香川グルメの厳選した8選。
香川を代表するご当地料理や、知る人ぞ知るグルメまで、厳選したグルメをご紹介しました。
美味しい香川のグルメの数々を、是非ご賞味ください。