日本酒の特徴の一つとして、幅広い温度で楽しめると言うものが有ります。
一般的な洋酒などの場合、通常冷やして飲むか常温で飲むものが殆どで、温めて飲むものは数える程しか有りません。
紹興酒などは温めて飲むお酒の代表選手ですが、日本酒の場合は冷酒から熱燗まで、幅広い温度に対応しています。
これからの季節、お燗して飲む日本酒は格別です。
今回は、「燗して旨い日本酒」をご紹介して行きたいと思います。
・温度毎の日本酒の呼び名
幅広い温度で楽しめる日本酒は、温度毎に呼び名が有ります。
(SAKETIMESより引用)
一口に「お燗」と言っても、「日向燗」・「人肌燗」・「ぬる燗」・「上燗」・「熱燗」・「飛び切り燗」と6種類もの温度と呼び名があるのです。
それぞれの温度で特徴が有り、
・日向燗(ひなたかん):飲み口が優しくなり、ほんのり香る温度。
・人肌燗(ひとはだかん):米ならではの香りが立ち、味に膨らみが出る。
・ぬる燗(ぬるかん):旨み成分であるアミノ酸がもっともよく引き出される温度。
・上燗(じょうかん):酒器に日本酒を注ぐと湯気が立ち、ハッキリと温かさを感じられ、香りが引き締まり味にふくらみが出る。
・熱燗(あつかん):シャープな味わいになり、キレのある後味が楽しめる。
・飛び切り燗(とびきりかん):香りがシャープになり、辛みを感じやすくなる。飲んだ瞬間から体が温まる。
の様な特徴があります。
・燗して旨い日本酒
・燗して旨い日本酒その54:白瀧酒造 濃醇 魚沼純米
「白瀧酒造」は、創業安政2年(1855年)。水は自社敷地の3本の井戸から汲みあげており、酒造りに適した軟水です。米は日本有数の米どころである魚沼産の米を中心に、国内産の酒造好適米を使用しています。
「濃醇 魚沼純米」は、白瀧酒造では珍しい濃醇タイプの純米酒です。 精米歩合はなんと80%! 原料米をあえてあまり削らずに、米本来の旨みを存分に引き出しました。杜氏や蔵人が苦心して醸し出した、濃醇で力強く、それでいて雑味のない綺麗な味わい。
「白瀧酒造」が濃醇なお酒を造るとこうなります。 冷酒からお燗まで、幅広い温度帯で美味しくお飲みいただける、コストパフォーマンスに優れた万能型の晩酌酒です。味が濃い料理、脂が多い料理にも負けないパワフルな味わいなので、煮物や味噌味の料理、中華料理との組み合わせがおすすめです。
全国規模の燗酒コンテストで何度も金賞を受賞。秋冬はぜひお燗でお楽しみください。おすすめの温度は55度ぐらいです。
如何だったでしょうか?
燗して旨い日本酒その54:白瀧酒造 濃醇 魚沼純米。
これからの季節、お燗した日本酒で温まりながら旨味を満喫しましょう。