日本酒の特徴の一つとして、幅広い温度で楽しめると言うものが有ります。
一般的な洋酒などの場合、通常冷やして飲むか常温で飲むものが殆どで、温めて飲むものは数える程しか有りません。
紹興酒などは温めて飲むお酒の代表選手ですが、日本酒の場合は冷酒から熱燗まで、幅広い温度に対応しています。
これからの季節、お燗して飲む日本酒は格別です。
今回は、「燗して旨い日本酒」をご紹介して行きたいと思います。
・温度毎の日本酒の呼び名
幅広い温度で楽しめる日本酒は、温度毎に呼び名が有ります。
（SAKETIMESより引用）
一口に「お燗」と言っても、「日向燗」・「人肌燗」・「ぬる燗」・「上燗」・「熱燗」・「飛び切り燗」と6種類もの温度と呼び名があるのです。
それぞれの温度で特徴が有り、
・日向燗（ひなたかん）：飲み口が優しくなり、ほんのり香る温度。
・人肌燗（ひとはだかん）：米ならではの香りが立ち、味に膨らみが出る。
・ぬる燗（ぬるかん）：旨み成分であるアミノ酸がもっともよく引き出される温度。
・上燗（じょうかん）：酒器に日本酒を注ぐと湯気が立ち、ハッキリと温かさを感じられ、香りが引き締まり味にふくらみが出る。
・熱燗（あつかん）：シャープな味わいになり、キレのある後味が楽しめる。
・飛び切り燗（とびきりかん）：香りがシャープになり、辛みを感じやすくなる。飲んだ瞬間から体が温まる。
の様な特徴があります。
・燗して旨い日本酒
・燗して旨い日本酒その61:奥飛騨酒造株式会社 奥飛騨 辛口純米
「奥飛騨酒造」は創業享保五年(1720年)。岐阜県下呂市金山町にある酒蔵です。 飛騨と美濃の境、馬瀬川と益田川にはさまれ、一年を通じて豊かな飛騨の清水に恵まれたこの地ならではの水へのこだわりが、酒造りの伝統として受け継がれています。
「奥飛騨 辛口純米」は、岐阜県産米100％使用の辛口純米酒です。27年度より初めて導入した岐阜県産業技術センターの自信作で協会9号系列のG酵母を使用して醸造されています。青リンゴの様な吟醸香とスッキリ、キレのある軽快な飲み口のお酒です。
如何だったでしょうか？
燗して旨い日本酒その61:奥飛騨酒造株式会社 奥飛騨 辛口純米。
これからの季節、お燗した日本酒で温まりながら旨味を満喫しましょう。
