日本酒に合う料理をご紹介して行くシリーズの第四弾。
今回は「古酒系」に合う料理をご紹介します。
長期熟成酒や古酒など、熟成した日本酒は複雑で重厚な香りと味わいが特徴です。同じく熟成させた料理や甘味の濃い食べ物などとの相性が良く、食事と一緒に少しずつ楽しむスタイルがおすすめです。
①麻婆豆腐
日本でも人気の中華料理「麻婆豆腐」。元は四川の料理で、日本に伝えたのは料理の鉄人でおなじみの陳健一氏の父である、陳建民氏が日本向けにアレンジして広めました。 日本では花椒を用いないものが多かったのですが、近年では本場の味と変わらない味を出すお店も有ります。
中華料理なので紹興酒が良く合いますが、日本酒なら「古酒」が良く合います。
②豚の角煮
豚の角煮と言えば、居酒屋でも定番のメニュー。沖縄のラフテーや、長崎県の卓袱料理の「東坡煮(とうばに)」、骨付き肉を用いる薩摩料理の「とんこつ」も有名です。 中華料理にも浙江料理の「東坡肉」があり、甘く濃厚な中国醤油(老抽)を使用し、八角や五香粉などの香辛料が入っています。 そんな「豚の角煮」には、熟成された「古酒」が良く合います。
③ビーフステーキ
ビーフステーキと言えば、ワイン、それも赤ワインが定番ですが、日本酒でも熟成された「古酒」なら、その味に負けずに料理を更に引き立てる事が出来ます。
熟成された日本酒ならではの、コクのある味がビーフステーキと良く合います。
④うなぎの蒲焼き
うなぎの蒲焼と言えば、今や高級料理ですが、江戸時代には庶民の味として普及していました。蒸してから焼く関東風と、蒸さずに焼く関西風がありますが、関東のうなぎは泥臭く脂肪が多かった為、蒸してから焼く様になった様です。
濃厚なうなぎの味に負けない、熟成された「古酒」は「うなぎの蒲焼」にうってつけのお酒です。 「うな丼」や「うな重」の様にご飯と一緒に食べる場合は、尚の事日本酒が良く合います。
いかがだったでしょうか?
日本酒に合う料理:その④「古酒系」に合う料理。
お気に入りの料理を取り寄せて、「古酒系」を楽しんでみては如何でしょうか?