日本全国のご当地グルメを北から順にご紹介していく「日本のおいしいもの巡り」。
日本の各地のご当地自慢の食材や、地元の名店の美味しい料理をご紹介するシリーズの第13弾。
第13弾は長野のご当地グルメから厳選した8選をご紹介します。
①信州わさび
わさび生産量1位の長野県。安曇野ワサビは、匹見ワサビ(島根県益田市)、有東木ワサビ(静岡市)と並び、日本三大ワサビと呼ばれています。
信州わさびは、その殆どが安曇野(あずみの)産で、中でも日本最大規模のわさび園を持つ「大王わさび農園」が有名です。
醤油に溶いて刺身に付けたり、そばつゆに溶いてそばと一緒に食べたりするのが主ですが、観光地ではわさびソフトクリームなどがあるとともに、わさびの茎も食べることができます。
わさび漬けやわさびふりかけ、わさび茶漬け、わさび海苔などの加工品もあります。
わさびには抗菌作用が有り、お弁当の防腐剤としてフィルムに練り込んで使用しているものもあります。
②信州サーモン
長野県水産試験場が約10年かけて開発した、鱒(ます)類の新しい養殖サーモン。
ニジマスとブラウントラウトをバイオテクノロジーで交配させたもので、繁殖能力を持たないため自然界に流出しても繁殖しません。
身が大きくて肉厚で、ニジマスよりも肉がきめ細かいのが特徴です。
③小布施の栗
古くから栗の栽培が盛んな小布施。その発祥は戦国時代にもさかのぼると言われ、江戸時代初期に松代藩の御林として栗林が管理され始めたと言われています。
小布施は松川の扇状地で、弱酸性の土壌と内陸の気候ゆえ、美味しい栗を作る好適地と言われています。
小布施栗は栗羊羹、ブッセなど和洋それぞれの菓子で多く販売されるほか、栗おこわも名物のひとつとなっています。
④信州馬刺し
長野県は馬肉の生産こそ少ないですが、消費量は熊本県に次いで2位。
明治時代に年老いた農耕用の馬を食べ始めたのが由来とされています。
馬肉の郷土料理「おたぐり」や、煮込み、焼きなど調理のバリエーションが豊富。
海の無い長野県で魚の刺身の代わりとして広まった背景もあります。
ヘルシーで栄養価も高い馬肉は、長寿日本一の県となった長野県を象徴する食べ物のひとつと言えます。
⑤山賊焼き
Wikipediaによれば、”山賊焼(さんぞくやき、「山賊焼き」とも表記)は、日本の鶏肉、特に鶏もも肉を用いた料理。主に2種類あるがレシピは全く異なる。<中略>長野県中信地方(塩尻市・松本市等)の郷土料理として広まったもので、鶏もも肉を、すり下ろしたニンニクやタマネギを効かせた醤油タレに漬け込み、片栗粉をまぶして油で揚げる。端的には「鶏もも肉の唐揚げの大きいもの」で、山賊揚げとも呼ばれる。“とあります。
唐揚げや竜田揚げと似ていますが、大きい一枚の肉で出すのが特徴。漬けるタレはすりおろしニンニクやたまねぎなどを用います。
松本市などの名物で、山賊が物を取り上げる(鶏揚げる)ことが名前の由来とする一方で、塩尻市の居酒屋「山賊」が元祖という説もあります。
⑥おやき
Wikipediaによれば、”おやき(お焼き、御焼き)は、小麦粉・蕎麦粉などを水で溶いて練り、薄くのばした皮で小豆、野菜などで作った餡(具材)を包み、焼いた食品である。形状は円形で、直径8~10cm程度が一般的。長野県の郷土料理として知られる。“とあります。
稲作が難しかった長野県の多くの地域で作られるようになった代表的な名物です。
中の餡として小豆や野菜などの具材が用いられており、野沢菜、ナス、きのこ、かぼちゃなどバリエーションが豊富です。
地域によって作り方が異なり、鉄板やオーブンで焼くタイプと篭や蒸し器で蒸すタイプに分かれます。
かつては囲炉裏で作られていたものです。
⑦駒ヶ根ソースかつ丼
駒ヶ根ソースかつ丼はご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に秘伝のソースにくぐらせた「カツ」を載せた丼です。
駒ヶ根では「カツ丼」というと、この「ソースがかかったカツ丼」を指します。
今でも駒ヶ根市内では、一般的な「カツ丼」=「卵でとじたカツ丼」は、特別に頼まないと(「煮カツ丼」や「卵とじカツ丼」と言わなければ)出てきません。
ソースかつ丼は「喜楽」の初代の主人が、カフェーを昭和3年に開店させ、当時はカレー、カツレット、オムレツなどの洋食が盛んになりはじめた頃で、その料理を見て、初代の主人が今のソースかつ丼を考えたと言う説もあります。
⑧信州そば
いかがだったでしょうか?
長野県グルメの厳選した8選。
長野を代表するご当地料理や、知る人ぞ知るグルメまで、厳選したグルメをご紹介しました。
美味しい長野のグルメの数々を、是非ご賞味ください。