日本全国のご当地グルメを北から順にご紹介していく「日本のおいしいもの巡り」。
日本の各地のご当地自慢の食材や、地元の名店の美味しい料理をご紹介するシリーズの第26弾。
第26弾は京都のご当地グルメから厳選した8選をご紹介します。
①千枚漬
Wikipediaによれば、”千枚漬(せんまいづけ)とは京都の漬物のひとつ。現在販売されているものは概ね蕪(かぶ)を薄く切って昆布、唐辛子とともに酢漬けにしたものである。“とあります。
京都といえば漬物、中でも最も人気のあるもののひとつで有名なのがこの千枚漬です。京野菜の蕪をしっとり漬けて上品な味わいの中にピリッとした刺激で、定番のご当地グルメとして、お土産にも最適です。
江戸時代末期に大膳職の大藤藤三郎という人が宮中の献立として考案したとされています。これが殿上人の評判となったことから、藤三郎はめでたさを表す青松に見立てた壬生菜を添え、千枚漬と名付けました。
聖護院蕪の生産時期(11月 – 翌年3月頃まで)に合わせて「千枚漬」の漬け込みが行われ、販売時期もこの期間に限定される旬の漬物。京都の冬を代表する漬物であり、「千枚漬」のほかに「すぐき」「柴漬」を合わせて京都の三大漬物と呼ばれ、京都みやげの一つとなっています。
②七味唐辛子
Wikipediaによれば、”七味唐辛子(しちみとうがらし)は、唐辛子を主とした薬味や香辛料を調合した日本の調味料(ブレンドスパイス)。しばしば、七味(しちみ)と略される。名の通り七種類の調合である。老舗の調合では、唐辛子のほか山椒(さんしょう)、麻の実(おのみ)、黒胡麻(ごま)が共通し、けしの実、青のり、生姜などに違いがある。一方、唐辛子のみの調味料は、一味唐辛子(いちみとうがらし)である。“とあります。
東京・浅草寺門前「やげん堀(中島商店)」、京都・清水寺門前「七味家」、長野・善光寺門前「八幡屋礒五郎」の三者は、日本三大七味唐辛子と称され、土産物としても重宝されています。
七味唐辛子は江戸時代から親しまれてきました。中でも、京都の唐辛子は、京料理の繊細な味に合わせて、風味豊かな七味や一味として育まれていきました。 京都では、繊細なだしの風味を引き立てるよう「香り」を重視したブレンドになっています。
③みたらし団子
Wikipediaによれば、”みたらし団子(みたらしだんご、御手洗団子)は、砂糖醤油の葛餡をかけた串団子(焼き団子)である。 醤油だれ団子、あるいは、焼き団子ともいう。単にみたらしとも言い、丁寧語ではおみたという。甘辛いみたらし団子を指して醤油だんごと言う地域も多い。“とあります。
「みたらし団子」の名は、京都市左京区下鴨の下鴨神社が行う『御手洗祭』が語源とされています。下鴨神社の境内(糺の森)にある御手洗池(みたらしのいけ)の水泡を模してつくられたとされています。
起源は、『御手洗祭』の際に神前に供えた、氏子の家庭で作られた団子です。この団子に独特の味つけを施したのが、下鴨神社の氏子であった菓子店・亀屋粟義の主人でした。
団子は商品化された1922年頃には生醤油のみをつけて焼かれていましたが、戦後、黒砂糖を加え葛粉でとろみをつけた餡をからめる事が考え出され、商品化された団子は大人気になりました。
今や全国区に広まっているみたらし団子ですが、実は京都のご当地グルメ。本家本元の味わいは格別です。
④一銭洋食
Wikipediaによれば、”一銭洋食(いっせんようしょく)は、水に溶いた小麦粉にネギなど乗せて焼いた鉄板焼き料理。「洋食焼き」、「壱銭焼き」などとも呼ばれる。“とあります。
お好み焼きの元祖とも言われる素朴で美味しい庶民的な京都名物です。当時は一銭で食べられたという手軽さがネーミングの元で、今では観光客にも人気のご当地グルメです。
その起源は、大正時代の関西で水で溶いた小麦粉を焼いて、刻みネギなど乗せて焼いた物に、ソースをかけて出されていた物が、「一銭洋食」として売り出されました。
当時はソースさえかければなんでも洋食と見なされており、庶民の味として浸透しました。「一銭洋食」は九条ネギ、肉、卵、他具だくさんで、表面はパリッと、内側はトロッとしています。ソースの甘辛さが食欲を増進します。
⑤わらびもち
Wikipediaによれば、”わらびもち(わらび餅、蕨餅)は上図のような、柔らかくて甘い和菓子。 きな粉や黒蜜をかけて食べることもある。“とあります。
夏の定番和菓子の代表格「わらびもち」は京都では地元の人も認める最上級なスイーツです。注文を受けてから職人が手作りするお店や独自の味を提供するお店もあって食べ歩きにも最適なご当地グルメです。
「本わらびもち」は、上質の本わらび粉と和三盆を練り上げ、口当たりよく仕上げたという一品。口に入れた途端、とろけるような食感がじんわりと広がります。京都には、職人が丁寧に手作りするわらび餅の名店がいくつもあります。
⑥鯖寿司
Wikipediaによれば、”鯖寿司(さばずし)とは、サバを用いて作られる 棒寿司の一種、または鯖のなれ寿司のことである。“とあります。
鯖寿司は有名な京料理の一つでもあり、古来から京都の家庭では、祭りなどの「晴れ」の日に鯖寿司がつくられてきました。
海から遠い京都の町では、日本海側の福井県若狭地方で水揚げされた真鯖に塩をしてから荷車で山を越えて運ばれていました。この運ばれて来た道を鯖街道と言います。
鮮魚が豊富な現代でもこの食文化は継承されており、大阪のバッテラとは違う鯖寿司は庶民の家庭で作られていましたが、「いづう」や「いづ重」などの専門店もありました。
塩鯖の鮮度、鯖の骨抜き、酢の甘さ加減、竹の皮に湿度を持たせて鮨を室温で保存するなど、その手法はいずれも冷蔵庫の無い時代の工夫でした。
今では保存技術が向上し、京都まで新鮮な魚介を運ぶ事が出来ますが、鯖寿司は京都名物として広く知られる様になりました。
⑦にしんそば
Wikipediaによれば、”にしんそば(鰊蕎麦)は、かけそばの上に身欠きニシンの甘露煮を載せたもの。種物そばの一種で、北海道や京都府の名物料理となっている。“とあります。
身欠きニシンをみりんだけで甘く煮付け、そばの上に乗せていただくニシンそばは、京都を代表する名物そばです。
もともと北海道から輸送されたニシンを使用した名物蕎麦として知られています。山に囲まれた京都市は、乾燥させた保存食を戻して使う技術も進歩し、現在、市内および近隣の市町のうどん店、蕎麦店の多くで提供されています。
また、鰊の甘露煮は食品店でも売られており、京都市民は年越し蕎麦として「にしんそば」を食べることも多い様です。
⑧天下一品
Wikipediaによれば、”天下一品(てんかいっぴん、英語名:Tenkaippin)は、ラーメンチェーン店またフランチャイズチェーン店の一つ。京都府京都市を発祥地とする。10月1日を「天一の日(てんいちのひ)」と称して様々な企画を行うなど「天一(てんいち)」という略称が使用される。“とあります。
誰もが知っている人気のラーメンチェーン「天下一品」。大人から子供まで幅広く愛されている人気のラーメン店です。この天下一品の本店は京都に有ります。
スープは、「こってり」と「あっさり」の2種類が有り、「こってり」は鶏と11種類の野菜からつくられたスープで、ポタージュの様にドロリとしています。どろりとはしているものの、鶏ベースなので意外と脂っこくは有りません。
「あっさり」はゼラチンを使用しているそうです。
「こってり」と「あっさり」のスープを半々に混ぜた「こっさり」も有ります。「こっさり」は一部店舗では「屋台味」として正式にメニューに載っている店も有ります。
2004年1月より、一部店舗では「味がさね」という、スープの濃度を客が調整可能な野菜入り味噌ラーメンも有ります。
その発祥は1971年に銀閣寺周辺で開いた屋台だそうです。創業者の木村勉氏は当時勤めていた会社が倒産したため、ラーメンの屋台を始めたのだそうです。
約4年におよぶ試行錯誤の末に「こってり」スープを開発し、それが評判となって客が増えていったそうです。今では天下一品グループ5社を率いるまでになっています。
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京都グルメの厳選した8選。
京都を代表するご当地料理や、知る人ぞ知るグルメまで、厳選したグルメをご紹介しました。
美味しい京都のグルメの数々を、是非ご賞味ください。