今回は日本のご当地カレーの中から、関西地方のカレーを紹介したいと思います。
関西地方のカレーと言えば、有名な大阪「自由軒」や神戸「精養軒」が思い浮かびますが、各地の名産品を使った個性的なカレーが有ります。
①滋賀県:近江牛カレー
日本のブランド牛では神戸牛や松坂牛と並び、ランキング常連の近江牛を贅沢に使用したカレーです。びわ湖の東に位置する湖東平野にて、清らかな水と澄んだ空気の自然の中で丹精込めて育てられた近江牛。質の良い脂と柔らかい肉質は極上です。
かつては将軍家や幕府に献上されていたという近江牛を贅沢に使用した「近江牛カレー」。ぜひご自宅でゆっくりと味わってみてください。
②京都府:祇園味幸【日本一辛い黄金一味仕込みのビーフカレー】
赤唐辛子の十倍の辛味成分を持つ、日本一辛い黄色い唐辛子「黄金」を使用。日本一辛い唐辛子で、スッと引くキレの良い辛さが特徴です。今ではほとんどの唐辛子は輸入品ですが祇園「味幸」では、国内産にこだわり、 毎年国内の農家で栽培しています。
その「黄金」の一味をたっぷり使って作られた【日本一辛い黄金一味仕込みのビーフカレー】。当然辛いですが、すぐに辛みがスーッと引いて、スッキリ爽やかな後味です。キレのよい辛さと、ビーフの旨味、みじん切りにされた玉ねぎの甘み、たくさんのスパイスなどが融合して、美味しい味に仕上がっています。
③京都府:京野菜カレー
京都では約1200年も昔から野菜が作られていました。長い間、都であったために、全国各地からいろいろな野菜が集まり、それらが京都の土地に根をはやしたのが「京野菜」の始まりです。京都の独特な気候と良質な土が育てた「京野菜」には、野菜が強い個性を持っていた時代の風味と濃厚な味わいがあります。
その京野菜の金時人参、聖護院大根などをじっくり煮込んだカレーです。また、カレーでは珍しい、たけのこの食感は一食の価値があります。封を開けた瞬間から京都の上品な雰囲気が漂うカレーです。
④大阪府:自由軒 名物カレー
自由軒は明治43年に、今も本店のある大阪・難波・千日前で大阪で初めての西洋料理店として創業しました。創業時、西洋料理の中でも特に人気があったのがカレーライスでした。 現在と違って、ご飯を保温する設備のない時代に、いつもお客様に本当に美味しいカレーを食べていただきたい。そんな想いにかられた創業者が、試行錯誤の末考え出したのが「名物カレー」でした。
ご飯は冷めていても熱いカレーベースとよく混ぜ合わせることで、熱々の美味しいカレーに生まれ変わる。また当時高級品であったウスターソースをかけることで味や栄養にこだわり、一躍人気メニューとなりました。
~名物カレーの美味しいお召し上がり方~
①名物カレーベースをテフロンパンに入れて煮立てます。
②そこに分量の白ご飯を加えます。(240~250g)
③とろ火で、こげつかないよう、木ベラ等で混ぜながら、しっとり1つにまとめれば出来上がり!
④出来上がった名物カレーの中央に、生玉子を落とす。
⑤お好みで、別添の四代目ウスターソースをかける。
⑥生玉子とご飯をよくかき混ぜてお召し上がり下さい!
⑤大阪府:なにわの女将の牛すじカレー
食いだおれ大阪の女将が4人集まっておいしい「牛すじカレー」ができましてん。 大阪で「牛すじ」ゆうたら「どて焼き」ですけど、その牛すじに大阪もんの泉州玉ねぎと河内ワインを入れてじっくり煮込んだら、おいしい大阪もん「牛すじカレー」になりました。お味は女将が太鼓判!!!
牛すじ・泉州たまねぎ・河内ワイン入り。大阪名物の「牛すじ」をカレーにしました。 牛すじの旨味と泉州玉ねぎの甘み、河内ワインによるまろやかなコクをお楽しみ下さい。
⑥兵庫県:神戸ビーフカレー
このカレーの特徴はとにかく、お肉がおいしい事!とても柔らかく、いつまでも味わっていたいのに、直ぐにトロけてなくなってしまいます。まるで上質なステーキを食べているような感覚で、とてもレトルトとは思えないお肉の存在感に、感動すら覚えます。
恵まれた水、気候、良質な資料で育てられた神戸牛を生かしたコクのあるカレーです。贅沢で上質な一杯をご堪能下さい。
⑦奈良県:1300年カレー
奈良と言えば京都以上に歴史のある場所。その歴史ある奈良の天平時代の食材だけで作った創作薬膳カレーです。
里芋・レンコン等の野菜、スパイス、もち栗を使いその頃なかった玉ねぎやトマトの代わりにナスや椎茸でコクとうま味を加えました。
⑧和歌山県:山椒カレー
和歌山特産の山椒を0.1%使用!山椒の爽やかで芳醇な薫りを活かして、ぴりりとした辛さが引き立つカレーに仕上げました。
山椒の和のテイストとカレーの相性がよく、クセになるおいしさのキーマカレーです。
いかがだったでしょうか?
日本全国美味いカレー巡り:その⑥.関西地方のご当地カレー。
お気に入りのカレーを取り寄せて、関西地方のご当地カレーを味わってみては如何でしょうか?