「そば」と「うどん」と言えば、日本各地に様々なご当地名物の「そば」や「うどん」が有ります。
そんな「ご当地そば」&「ご当地うどん」を紹介するシリーズ。
第十一弾は、茨城のご当地そば&うどんを紹介します。
①手緒里紫峰そば
「手緒里めん」は、つむぎの郷として有名な結城地方で、つむぎを織るように丹精込めて作られています。
「手緒里 紫峰そば」は香りの高さと甘みを特徴とし、蕎麦職人からも高い支持を得ている常陸秋そば粉を原料そば粉に対し2割配合し丹念に仕上げました。 独特のそばの風味が特徴です。
②れんこん麺
茨城県土浦市産のレンコンは、全国でも生産量1位。そのレンコンを粉末にしてうどんに練り込み、コシの強さとつるつるした食感の美味しいうどんです。ツルツルして、コシがあり、のどごしがここちいい、また食べたくなる美味しさです。 れんこんにはビタミンCが豊富に含まれているため、疲労回復や風邪予防、また美容にも効果があります。食物繊維もたっぷり入っているので、便秘の方にもおすすめです。味が美味しいのはさることながら、健康的に生活を送りたい方にはとっておきの一品です。
③土浦小町そば
筑波山麓の土浦の辺りは常陸秋そばの名産地で、美味しいそばで有名です。 土浦市の郊外に位置する小町の里は、六歌仙で美女で有名な小野小町が、京都より奥州に旅する途中で倒れて亡くなったと言われている場所です。
そこで、小野小町にちなんで名付けられたのが「土浦小町そば」。 気軽に常陸秋そばを楽しめて、お土産用にも最適な一品です。
④梅うどん
水戸の偕楽園と言えば日本三名園の一つです。早春になると約100品種・3000本もの梅が咲き誇ることで有名な偕楽園ですが、もちろん、初夏になるとその木には、肉厚の梅がたわわに実ります。
これを収穫する恒例の「梅の実落とし」も有名な行事。その梅から作った梅酢を練り込んだ「梅うどん」はまさに茨城県の味です。国産の梅パウダーとしそパウダーを加え、さらに風味を引き出し、ほのかな酸味が食欲をかき立てます。
いかにも梅らしい淡いピンク色の麺は、舌だけではなく目も楽しませてくれます。
⑤慈久庵粗挽きそば
東京の阿佐ヶ谷で蕎麦の銘店として知られていた「慈久庵」。店主の小川さんは一切の仕事を自分ひとりで行う妥協のない店主として蕎麦通にも知られる存在でした。
さらにおいしいそばを打つだけではなく、おいしい玄蕎麦から作ることに決めた小川さんは、自らの故郷の玄蕎麦産地である里山を守り、里山が産み出す特産品を追求したい一心で、2000年に東京杉並から旧水府村に移転。以来、自らが栽培や製粉、手打ちと蕎麦の全作業に取り組んでいます。
おいしさを追い求めて創り出された、自家焼畑栽培、石臼で自家製粉の“粗挽き粉”を使って作られた究極の蕎麦はたちまち話題となり、遠くから小川さんのおそばを求めていらっしゃるお客様で、移転後もますます行列の出来るお店となりました。
その石臼挽き自家製分の“粗挽き粉”を「乾燥麺」に仕上げました。
⑥えごまうどん
「えごま」とはシソ科の一年草で実から油を搾ることができます。えごまの実には体内で作り出すことができない必須脂肪酸のひとつである、α-リノレン酸が豊富に含まれています。α-リノレン酸は体内でDHAに変化します。
その名産の「えごま」を練り込んだのが「えごまうどん」。
自然乾燥でじっくりと5日かけて仕上げた麺は細めなのにコシも強く、練りこまれたえごまパウダーの粗目粒子が舌触りのアクセントに!また、鼻に抜けるえごまの風味も格別です。
⑦常陸秋そば
江戸時代からそばどころとして知られていた茨城県。歴史ある産地ゆえに各地でさまざまな在来種が作られていました。「品質の高い統一品種を」との思いから、昭和53年茨城県農業試験場( 現茨城県農業総合センター)が在来品種を使い、選抜育成をスタート。茨城の気候に適したブランド品種「常陸秋そば」が誕生したのです。 蕎麦職人や蕎麦通から圧倒的な支持を得る「常陸秋そば」。玄そばの優良品種として、その名を知らしめています。実が大きくて、粒ぞろいが良いのが特長。豊かな香りと甘味が人気です。
⑧奥久慈麺
八溝山系の名水で仕上げたうどんは、舌触りも滑らかで上品な食感に仕上がっています。丹念に練り上げられた生地を細めの麺線にして、自然乾燥で5日かけてじっくり仕上げました。
時間のかかる製法のため、大量生産には向きません。一部を除いて自社販売のみとなっている商品です。
いかがだったでしょうか?
日本のご当地そば&うどん:11.茨城のご当地そば&うどん
お気に入りのそば&うどんを取り寄せて、茨城のご当地そば&うどんを味わってみては如何でしょうか?