日本酒の特徴の一つとして、幅広い温度で楽しめると言うものが有ります。
一般的な洋酒などの場合、通常冷やして飲むか常温で飲むものが殆どで、温めて飲むものは数える程しか有りません。
紹興酒などは温めて飲むお酒の代表選手ですが、日本酒の場合は冷酒から熱燗まで、幅広い温度に対応しています。
これからの季節、お燗して飲む日本酒は格別です。
今回は、「燗して旨い日本酒」をご紹介して行きたいと思います。
・温度毎の日本酒の呼び名
幅広い温度で楽しめる日本酒は、温度毎に呼び名が有ります。
(SAKETIMESより引用)
一口に「お燗」と言っても、「日向燗」・「人肌燗」・「ぬる燗」・「上燗」・「熱燗」・「飛び切り燗」と6種類もの温度と呼び名があるのです。
それぞれの温度で特徴が有り、
・日向燗(ひなたかん):飲み口が優しくなり、ほんのり香る温度。
・人肌燗(ひとはだかん):米ならではの香りが立ち、味に膨らみが出る。
・ぬる燗(ぬるかん):旨み成分であるアミノ酸がもっともよく引き出される温度。
・上燗(じょうかん):酒器に日本酒を注ぐと湯気が立ち、ハッキリと温かさを感じられ、香りが引き締まり味にふくらみが出る。
・熱燗(あつかん):シャープな味わいになり、キレのある後味が楽しめる。
・飛び切り燗(とびきりかん):香りがシャープになり、辛みを感じやすくなる。飲んだ瞬間から体が温まる。
の様な特徴があります。
・燗して旨い日本酒
・燗して旨い日本酒その47:
花春酒造 花春 濃醇純米酒
「花春酒造」は、創業享保三年(1718年)。福島県会津若松市神指町に有る酒蔵です。 花春が酒造りに使用するのは、100%会津産米。 会津の米で造ってこそ、会津の地酒であると考えています。純米酒を展開している花春の主力は「まいひめ」で、寒さに強く身が大きい品種です。 純米大吟醸酒や大吟醸酒には、福島県の酒造好適米「夢の香」を使用しています。 会津若松の水質は、中程度の高度を有する地下水であり、お酒に「甘さ」、「濃さ」をもたらします。
「花春 濃醇純米酒」は、会津産米を自家精米で丁寧に磨き上げ低温熟成でじっくり造り上げました。酸度と日本酒度の絶妙なバランスが、濃醇な「中辛口」を実現した、純米酒です。
如何だったでしょうか?
燗して旨い日本酒その47:花春酒造 花春 濃醇純米酒。
これからの季節、お燗した日本酒で温まりながら旨味を満喫しましょう。