夏の暑さも一段落して、秋へと移りつつありますが、秋と言えば日本酒の「ひやおろし」の季節です。
そんな、日本酒の秋の味覚「ひやおろし」のご紹介です。
・「ひやおろし」とは?
・四季の日本酒
(SAKETIMESより引用)
「ひやおろし」とは、江戸の昔、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ(加熱殺菌)した上で大桶に貯蔵し、ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
現在の「ひやおろし」も、春先に一度だけ加熱殺菌し、秋まで熟成させて、出荷前の2度目の火入れをせずに出荷されます。
(SAKETIMESより引用)
暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠ってすごして熟成を深め、秋の到来とともに目覚める「ひやおろし」。豊穣の秋にふさわしい、穏やかで落ち着いた香り、なめらかな口あたり、まろやかな適熟の味わいが魅力のお酒です。
・全国の「ひやおろし」
北は北海道、南は九州まで、様々な「ひやおろし」が有ります。
その土地ならではの味を持つ日本酒の「ひやおろし」をご紹介します。
・岡山の「ひやおろし」
・嘉美心 冬まで待てない冬の月 純米吟醸 ひやおろし
岡山の蔵元「嘉美心」から毎年12月に発売になる無濾過無調整の純米吟醸生原酒しぼりたて『冬の月』。全量手洗いした岡山県産のお米「アケボノ」をふんだんに使い、「嘉美心」独自の仕込みにより、お米本来の「旨味」を最大限に引き出したお酒で、半年も前からの予約受注方式の限定生産商品です。
「嘉美心 冬まで待てない冬の月 純米吟醸 ひやおろし」は、昨年12月に搾ったばかりの「純米吟醸無濾過生原酒 冬の月」を直ちに瓶詰し、 そのまま瓶燗し、冬から春、夏と三季にわたり熟成させました。
「冬の月」ならではの柔らかな旨味を瓶に封じ込め、熟成させた事で優しい旨味の増した限定品です。 白桃の木より発見された「岡山白桃酵母」で仕込んだこのお酒は、フルーティな香りも特徴的な逸品です。
「冬の月」と言えば、凛とした冬の空に浮かぶ三日月のラベルが印象的ですが、 今回のお酒のラベルは、定番の冬の月へのアンサーソングの意味合いを込め、 月面から地球を眺めた光景をモチーフしたラベルとなっております。
定番のしぼりたての「冬の月」の発売は、12月。 その前に一足早く、米の旨みたっぷりの旨口の味わいをお楽しみください。
いかがだったでしょうか?
秋の日本酒「ひやおろし」:その21.嘉美心 冬まで待てない冬の月 純米吟醸 ひやおろし
これからの季節、「ひやおろし」が美味しい季節です。
「ひやおろし」で、秋の味覚を存分に楽しみましょう!