夏の暑さも一段落して、秋へと移りつつありますが、秋と言えば日本酒の「ひやおろし」の季節です。
今回は、そんな日本酒の秋の味覚「ひやおろし」のご紹介です。
・「ひやおろし」とは？
・四季の日本酒
（SAKETIMESより引用）
「ひやおろし」とは、江戸の昔、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ（加熱殺菌）した上で大桶に貯蔵し、ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸（おろ）して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
現在の「ひやおろし」も、春先に一度だけ加熱殺菌し、秋まで熟成させて、出荷前の２度目の火入れをせずに出荷されます。
（SAKETIMESより引用）
暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠ってすごして熟成を深め、秋の到来とともに目覚める「ひやおろし」。豊穣の秋にふさわしい、穏やかで落ち着いた香り、なめらかな口あたり、まろやかな適熟の味わいが魅力のお酒です。
・全国の「ひやおろし」
北は北海道、南は九州まで、様々な「ひやおろし」が有ります。
その土地ならではの味を持つ日本酒の「ひやおろし」をご紹介します。
・宮城県の「ひやおろし」
・一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし
「一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし」は、「まるみとまろやかさを併せもった軽快な味わい」をコンセプトに、ひやおろし専用に醸された特別純米酒です。
宮城県産酒造好適米「蔵の華」と、爽やかな香りと酸味の「きょうかい1701号」酵母を使用し、火入れ直後に急冷貯蔵、夏の間-5℃～0℃の低温でじっくり熟成させた「ひやおろし」で、香味の調和を行いました。
秋酒らしいまるみとなめらかな旨味がありながら、軽快さも感じられる絶妙なバランスのきれいな味わいを楽しめます。
いかがだったでしょうか？
2021秋の「ひやおろし」：その10.一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし
これからの季節、「ひやおろし」が美味しい季節です。
「ひやおろし」で、秋の味覚を存分に楽しみましょう！
