「そば」と「うどん」と言えば、日本各地に様々なご当地名物の「そば」や「うどん」が有ります。
そんな「ご当地そば」&「ご当地うどん」を紹介するシリーズ。
第四弾は、秋田のご当地そば&うどんを紹介します。
①黒挽きそば
黒挽きとは、そばの実を甘皮ごと挽き、そば本来の風味を生かす製法です。欧州で最も権威のある食料品などの国際品評会「モンドセレクション」で、16年連続で受賞しています。
そばの味と香り、そしてコシも強く、のど越しも最高です。
②ごっつぉ蕎麦
鳥海山の麓・自然環境に恵まれた、秋田県由利本荘市の新たな名産として誕生した「ごっつぉ蕎麦」は、たっぷりの山菜ときのこに比内地鶏を煮込んだ汁に、太めの田舎蕎麦を付けていただく、ご当地グルメです。
いろりばた料理を思い出させ、ふるさとを感じる料理です。秋田の地元食材にこだわったおふくろの味をお楽しみいただけます。
③ぎばさ蕎麦
つるつるシャキシャキとした食感が人気の海藻「ぎばさ」。
正式名称はアカモクと呼ばれる海藻で秋田では「ぎばさ」と呼ばれ、秋田名物としても人気の食材です。
「ぎばさ蕎麦」は特殊製法で粉末にした「ぎばさ」を使い、蕎麦の風味を生かした5割蕎麦です。
ざるやもり蕎麦はもちん、オクラや納豆などネバネバ系をたっぷり乗せた「ぶっかけ」にしても美味しいです
④稲庭そうめん
細く長く仕上げられたそうめんならではの心地良い食感。あの食感を作り出すために、そうめんは綿実油を使用するのが一般的です。 しかし油の臭いを抜くため、約1年ほどの期間が必要となり、作りたての美味しさを味わえない難点がありました。
「稲庭そうめん」は、これを解決する製法を、「いなにわ手綯うどん」の技を活かし、数十年も前から実践してきました。
油を使わず仕上げた「稲庭そうめん」は、ナチュラルで小麦の風味がちゃんと活きた美味しさをお楽しみいただけます。
⑤西馬音内そば
羽後町の蕎麦である「西馬音内そば」と言えば、何と言っても冷やしかけそば、通称「冷やがけ」が有名です。
「西馬音内そば」の発祥は「弥助そばや」に始まります。
文政元(1818)年、創業者である金(こん)弥助が、大阪で盛んだった「砂場(すなば)」系統のそばを習得してきました。
農家の七男に生まれた弥助は、十代で放浪の旅に出て、旅の途中で大阪のそば屋に奉公し、そこで「冷やがけ」を習得したのだそうです。
⑥本荘うどん
80年余りの伝統をもつ「本荘うどん」は、精選された原料と鳥海山の源を流れる天然の湧水を利用し、独自の多加水製法に基づき丹念に手を掛け造り上げ、添加物等を使わず自然乾燥した逸品です。
コシが強くシコシコとのどごしの良い食感で、どんなツユにでもうまく調和するしっかりとした麺です。
⑦二八そば
「二八そば」の由来は、江戸時代にそばの値段が十六文の頃、九九でいえば二八は十六と言うところから、こういう呼び方をされ、慶応年間(1865~68)以降そばの値段が二十文を超えてからは、そば粉八割、小麦粉二割のそばを指したというのが有力な説です。
この比率で打ったそばは、麺にしなやかさが加わり、食感がなめらかになるため、つるりと喉を滑り落ちます。
⑧稲庭うどん
Wikipediaによれば、”稲庭うどん(いなにわうどん)は、秋田県南部の手延べ製法による干しうどんである。日本三大うどんのひとつに数えられる。”とあります。
製法としては、「うどん」というより、「そうめん」に近く、打ち粉にデンプンを使う点や、平べったい形状が特徴です。
ひねりながら練るという独特の製法により、麺は気泡により中空になっており、滑らかな食感が得られるのが特徴です。
いかがだったでしょうか?
日本のご当地そば&うどん:4.秋田のご当地そば&うどん
お気に入りのそば&うどんを取り寄せて、秋田のご当地そば&うどんを味わってみては如何でしょうか?